非線引区域
先日、田舎の実家を売却しました。
一抹の寂しさを感じながら、売却前に幼少期を過ごした自宅を眺めました。実家は路地のような道しかなく、車は当然入れません。
よく建てたなと言う感じですが、今でも家を建てようと思えば建てることが出来るそうです。
それは、この場所が非線引区域だからです。
日本の土地は都市計画法上大きく以下のように5つに分けられます。
日常生活をしている環境で、準都市計画区域や両区域外の区域に出くわすことはあまりないと思います。
市街化区域は、皆さんが通常お家を立てている場所です。市街化調整区域は開発を抑制する区域で原則家を建てられない区域です。
では、非線引区域とは? 都市計画区域のなかで市街化区域でも市街化調整区域でもない言葉通り線引きされていない区域です。
基本的に用途区域が定まっていないので、建築基準法が適用されません。そのため、非線引区域は、道があろうがなかろうが関係なく、建物もかなり自由に家が建てられるところなのです。私の実家も、接している道路はわずか1mほどの道幅しかありませんが行政に確認したところ家を建て替えることはできるという回答です。
非線引区域は、海辺の眺めのいい場所だったりぶっちゃけ田舎です。土地も総じて安くて、家は好きに建てられると事なので、非線引区域に自由に家を建てたほうがいいようにも思えますが・・・・
上下水道などインフラが整備されていないなどそれなりの問題も多く、なかなか難しいのが現状です。
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