『習慣の力』

ハヤカワ文庫NF
習慣の力〔新版〕

チャールズ・デュヒッグ(著/文)
渡会 圭子(翻訳)
発行:早川書房
文庫判 縦157mm 横106mm 厚さ16mm 重さ 252g
432ページ
定価 1,020円+税

書店発売日2019年7月4日

今回のブックレビューは、「習慣の力」です。

この本は、10年ほど前に ベストセラーになった本です。

私たちは自分の意志で行動を決めていると思っているが、実はそうではない。人間の全行動の4割は「習慣」、つまり脳で考えることなく、無意識に身体を動かしているのである。したがって、この習慣のメカニズムを知ることで「良い習慣」を増やし、「悪い習慣」を減らすことができれば、人生は知らず知らずのうちに好転していくのだという。豊富な事例を挙げながら、知られざる「習慣」のメカニズムについて詳述した全米ベストセラー

上記内容は2013年本書刊行時のものです。

と紹介されています。

この本を買ったのは、本屋さんで手に取って目次を開いたときに、第2部で「成功する企業の習慣」とあったからです。成功する企業の習慣?これはマネしなければ。と強迫観念にも似た思いから購入しました。

この本では、習慣が持つ力と、良い習慣はどのようにすれば身に着けることができるかという様なことが、個人、企業、社会の3つを対象にしてそれぞれ書かれています。

本の中にもたくさんの事例が書かれていますが、習慣の力を目の当たりにしているのは、大谷翔平さんではないでしょうか。彼には強烈な習慣が身についているのでしょう。ニューヨークに行っても、外に出ないから街を知らないと普通に答える人です。煌びやかなニューヨークの街の誘惑より、毎日のトレーニングルーティンが大事で、きちんとそのルーティンをこなすことであれだけの成績をあげるのだと思います。習慣には、大谷翔平さんが身につけている「誘惑に負けない強い意志」を育てる力があるのだと思います。

「習慣」にはアルコール中毒にも打ち勝つ強い力があるらしく、身につけ方はコツをつかめば、意外と難しくないみたいです。 弊社も「良い習慣」を身につけていきたいものです。