相続について①

唐突ですが、相続はお金持ちしか関係ない。〇か×か?

答えは、×です。

相続税を心配するほどの財産はないから、相続は問題ないとお考えですか?

相続でまず第一に問題となるのは、残された家族が仲良く財産を分けることができるかということです。

例えば

こども三人が相続人とします。

相続財産として家が一軒だけ残ったとして、この家で親の面倒を見ていた長女が住んでいます。

家の価値は3000万円。兄弟3人でそれぞれ1000万円ずつを相続として受け取ることができる。

しかし、長女は、1000万円をもらい、家を出ていくわけにはいかない。かと言って、ほかの兄弟に支払うべき2000万円はとても用意できない。

さて、このような場合、どのように相続したらいいのでしょうか。

親は、「あとは子供たちが考えてくれるだろう。」と考えがちですけど、相続をどうするかをきちんと決めておかないと、トラブルが絶えないものです。

どうすれば、相続によるトラブルにならずにすむでしょうか。

相続は、親の責任として、親が生前に相続についてきちんと決めておくことが大切です。

具体的な対応としては、遺言書を作成する。家族信託する。などいろいろな方法があります。

次回、遺言書についてコメントしたいと思います。