iCloud+という搾取

iPhoneを使っていると、以下のような脅し文句が出てくる。

ストレージとはなんだ?何が起きたんだ?130円でアップグレード?
状況を理解するためには、ストレージから調べないといけない。
ストレージという言葉をネットで調べると「ストレージとは、パソコンやスマートフォンのデータを記憶する場所を指し、記憶装置や記憶領域とも呼ばれています。」とある。
俺は128ギガのiPhoneを買ったはずだが、もうそんなに使ったのか。
いろいろとiPhoneを扱いまわして、やっとのことでiPhone本体のストレージにたどり着き、容量を調べてみると34ギガしか使っていない。ここでやっとiCloudのストレージが問題だと気づく。
ああ、アップルのクラウドサービスかと理解して、iCloudのストレージを調べる。このストレージは、5ギガで4.7ギガが使用済みとのこと。そのうちの3.7ギガはバックアップ用として使用されている。

バックアップが3.7ギガでメッセージが0.7ギガなら、あとは一体どこをどう整理すればいいのか。

アップルのサポートを確認するとこれに対する以下の記述があった。
iCloud の空き容量を増やす
iCloud ストレージが容量不足になると、デバイスが iCloud にバックアップされなくなり、新しい写真やビデオも iCloud 写真にアップロードされなくなります。iCloud Drive やその他の iCloud アプリがデバイス間で同期されなくなり、iCloud メールアドレスでのメールの送受信ができなくなります。
不要になったコンテンツを削除して、iCloud ストレージの空き容量を増やせます。
●「あなたへのおすすめ」を確認する
● iCloud バックアップのサイズを減らす
● iCloud 写真で写真を削除する
● iCloud Drive のフォルダやファイルを削除する
● メッセージでテキストや添付ファイルを削除する
● メッセージを削除してメールを管理する
● ボイスメモを削除する
コンテンツを削除する前に、iCloud に保存している情報をアーカイブまたはコピーしておくとよいでしょう。
とある。

アップルは優しい。私へのおすすめの対応方法があるようだ。
早速、「あなたへのおすすめ」を確認する。

うーん。
iCloud+にアップグレードしろということが、だらだらと書かれている。

コンテンツを削除する前に、iCloud に保存している情報をアーカイブまたはコピーしておくとよいでしょう。というありがたい助言もあるが、それが簡単にできれば苦労はしないし、そのやり方は見つからない。

iCloud+、130円で50ギガになるようだ。5ギガは日常使っているとどうしても足らなくなるが、きっとほとんどの人が、10ギガあればアップグレードしなくて済む。7ギガでもかなりの人がアップグレードしなくて済む。50ギガもいらない。iCloudの基本設定を10ギガにしてくればすべてが解決する。

商売的には、とてもとても上手なギガ設定で価格設定も見事だ。月130円なら、バックアップできなくなるようなリスクを考えると仕方ない。アップグレードするかと考えてしまう。

iPhoneの販売台数は、2023年で2.24億台だそう。市場に出回っているiPhoneは10億台ぐらいか?
そのうちの10%、1億台がアップグレードすると、
1台年間1560円×1億台=1560億円
アップグレードで1560億円の利益が上がる。
実際50ギガ使う人はごくわずかなので、アップルのiCloudへの投資は50ギガ想定の投資額と比べて半分にも満たないだろう。アップルが儲かるはずだ。

私はこれから、iCloud+をアップル税と呼ぶことにしよう。

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