大腸検査 顛末記 前半

2回目の大腸検査を行った。
大腸検査は、大腸の中をカラにしないといけないので、前日から食事制限をして、下剤を飲んで腸の中のものを出したうえで、当日は朝から特殊な水を1.8リットル2時間かけて飲み、おなかの中を浄化する。
水を飲むたびに朝から何度もトイレに行くことになり、出てくるものもだんだんと透明になっていく。ああ、腸が浄化されているのだということが実感できる。腸の中が浄化されたから、明日から乳酸菌を飲んで腸内環境をきれいに整えよう。そしたら、おならが臭くなくなるなんてことを考えながら、おなかから出てくる透明になった水を見ながら思ったり。

今回、大腸検査を受けることになったのは年末に行った定期健康診断で便に血が混じっていたということで再検査の通知をいただいたため。
定期健康診断で、初めて通知をいただいたのだが、意外と驚くこともなく、面倒だなあという感情が大きかった。ここ数年、銀行の同期と会うたびに、誰かが病気になっている。自分も病気が発見される可能性があるかなあと思いながらも、不安な感情は沸いてこなかった。どこかで自分は大丈夫だと安心しているのだろう。

自宅で出すものを出して、指定の時間に病院に行く。看護師から排泄の状況を聞かれたので、きれいな水になりましたと回答したのだが、出した最終の時間が遅かったのか、看護師から衝撃の言葉「浣腸しましょう。」と。
(いやいや、ちゃんとルールを守ってきちんと出してきましたよ。)と心で叫んだのだが、抗うことができず浣腸をする羽目に。
結果、やっぱり少し残っていたみたい。あんなにきれいな水になって出ていたのにどこに詰まっていたのか・・・浣腸後の流していないトイレの中を看護師さんと二人で眺めて、「残ってましたね。」の会話がなんと悲しいこと。

大腸検査は最初にカメラを一番奥まで挿入して、それから出口に向かって抜いていく過程でポリープや病的個所を探すようだ。大腸カメラは驚くほど多機能だ。カメラだけじゃなく、ポリープを除去する機能、腸内を洗浄機能、空気を入れて腸内を膨らませる機能など様々な機能がついている。腸内を見やすいように途中で空気を入れたりするのだが、空気を入れられるととっても大変になる。おなかが張って苦しいし、おならが出るような感覚になってくるし。医者と看護師は「大丈夫ですよ。楽にしていいですよ。」なんていうけど、この状態でおならを出すのはとてもとても恥ずかしい。お尻に管突っ込まれて栓をしている状態でおならが出るのかもわからない。まあ、お尻からカメラを入れられている状況そのものがとてもとても恥ずかしいのではあるが・・・・

40代で一度大腸検査をしたことがあり、その時にポリープがあると言われていたので、ポリープがあるということは伝えていた。小さいのがまず一つあったようだが、取るに値しないポリープということでパス。最後の出口の近くに結構大きくて2cmくらいあるポリープが見つかった。大きいので、この検査では除去できない。一日か二日入院しての除去になるでしょうということ。「見た限り良性なので、問題はないと思いますが、大きいし、見えないところに悪性がある可能性もあるから、まずは取りましょう。」と。

ああ、この検査で終わりかと思っていたけど、もう一度同じことをしないといけない。また、前日から食事制限と下剤、排泄の一連の流れを行わないといけない。面倒な思いが先に立つ。

次回は入院しないといけないので、これを機会に1週間ほど休みを取ってやろうかとも考える。
2cmほど切って、食事とかすぐに採れるのかなあ。三日ぐらいは点滴で過ごすのかなあ。とかも思うのだが、妻は「痛くない痛くない。」と何の根拠もないくせに、言い張っている。
保険会社の友人は、「おお入院か。保険が下りるぞ。よかったよかった。」と。
ほんとによかったのかーーーー

そんな、他愛もない大腸検査の話です。手術の話は次回、後半でお届けします。(笑)

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