長崎を元気にする方法
所用で長崎に行ってきました。
すこし時間があったので、昔住んでいた場所まで歩いて行ってみることにした。
ほぼ40年ぶりに行ってみると、石段の坂道に小型のモノレールが設置されていた。「長崎市斜面移送システム1号機(てんじんくん)」というそうだ。高齢者などの交通弱者を支援するためのものだそうだが、このようなものを設置しないといけないほど、長崎は高齢者に酷な街だ。長崎は住環境が極めて悪い。車が入らない住宅エリアも多く存在する。私が住んでいたころ、この天神町では車が入らないため、馬が建築資材を運んでいたことを思い出した。今も道路状況は変わっていないから、もしかしたら馬がまだ運んでいるかもしれない。大きな馬糞を落としながら、住宅街を馬が昇っていく。
長崎は、今のままでは街の再開発が進むことはない。現在の都市計画法、建築基準法では、建築できない土地ばかりでとても街並みを整えるとはできない。長崎は財政的にも厳しい。街の魅力もなくなっていくので、長崎の住宅地に再開発する金も投資されない。悪循環に陥ってしまっている。そこで、私なりに長崎を「元気にする方法」を考えてみたい。
① 旧長崎市全域を土地収用法に基づき、(収用法が使えないと思うので特区にして特別法を適用し)収用して、長崎市の土地を収用してしまい、抜本的な再開発を行う。
② 現在の建築基準法に適用してない建物は、不適格建築物なので10年以内に現在の法律に適合させる。できない場合は、速やかに取り壊す。
③ 巨神兵が「火の七日間」を起こして、街を燃やしつくしたあと、街を整備しなおす。
③は冗談と流してもらうが、①も②も冗談レベルの意見であることはわかっている。しかし、長崎の街を生活しやすい街並みに変えようと考えると、正直、一度街を更地にしてしまうくらいのことを行わないとできないと思う。現行法のもとで長崎を活気ある街にするためには、①②くらいの大胆な政策でもなければできないのではないかと思う。 市長・県知事に大胆な政策を期待したい。その時は、長崎に支店を出して不動産営業頑張りまーす!