ファイナンス思考について

今年の夏ごろから「ファイナンス思考」という言葉が巷を席巻しています。
朝倉祐介氏の書いた同名の本がきっかけでしょうか。
週刊ダイヤモンドでは、ファイナンス思考を「将来稼ぐと期待できるお金の総額を最大化しようとする未来志向の発想」と定義しています。
また、ファイナンス思考の成功事例としてGAFA(G=GOOGLE、A=APPLE,F=FACEBOOK,A=AMAZON)が挙げられ、ファイナンス思考に切り替わることができない日本企業が凋落していくだろうと言われています。
ファイナンス思考に対比した考えとして、「PL脳」をあげています。
PL脳とは「「目先の売り上げや利益を最大化することを目的にした短絡的ジリ貧の発想」と定義づけています。
日本企業は「PL脳」だから、今の時代勝ち残れないとだということでしょう。

私は日本企業が短絡的なジリ貧の発想ではないと思っています。
少なくとも日本は戦後の焼け野原から復興し、世界的な企業に成長した企業も多く輩出しています。バブル期には世界を席巻した日本経済で、それに比較すると現在は長期低迷なのでしょうが、小さな国土で極東等に位置した島国にも関わらず、世界の先進国の一つです。
この成果は、短絡的なジリ貧の発想では成し得ないと考えます。

日本の経営者がファイナンス思考を持っていないかというとそうではないと考えます。
経営者であれば誰もが長期的な計画に基づき収益の最大化を図るような仕組みを作りたいと考えます。
日本企業の経営者は、日本という土壌において、最適の解を模索しながら経営を行っているのです。その結果として、GAFAなどと比較して見える結果がPL脳といわれるのです。

日本に、ファイナンス思考で経営を行わせてくれる土壌があるかということが大きいと思います。
多くの企業は外部から資金調達を行い、事業を運営してきます。当然大きな事業を行うためには自己資金だけで行うことは困難です。
日本の金融市場は、赤字を許してくれるでしょうか?
日本の株式市場は、赤字を許してくれるでしょうか?
日本の金融監督当局は、赤字企業を許してくれるでしょうか?

アマゾンは、設立から長期の期間に渡り巨額の投資を行い、赤字経営を行ってきました。
日本にアマゾンを許容する土壌はあるでしょうか?

日本の経営者は誰もがファイナンス思考を持っています。日本という土壌においてファイナンス思考に基づく経営を許してもらえるかということだと思います。
そういう意味で、PL脳と揶揄される日本企業の経営状況は、経営と日本の土壌との妥協点なのだろうと思っています。
私も以前は金融の片隅に席をおいていましたが、金融側から見ると、ファイナンス思考による経営を理解し、支援することはなかなか難しいと感じます。

ファイナンス思考に基づく経営は、「中国のような国家制度」でなければ、困難だろうと感じています。
翻って、「GAFA」を生んだアメリカという国の底力に改めて感心します。

弊社は、PL脳の自転車操業経営です。遥かなりファイナンス思考。

 

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ファイナンス思考について” に対して2件のコメントがあります。

  1. まどかちゃん より:

    硬っ苦しいですね
    読む気なくしますね( ´ཫ` )グハァ
    でもいいと思いますよ

  2. Entrepreneur より:

    すいません。
    頭固くて・・・・

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