黄砂に吹かれて~♪

2年前から、アレルギーの改善のために舌下免疫療法を行っている。治療を始める前は、冬場になると鼻が詰まって眠れなかった。眠ろうと布団に入るのだが、横になると全く鼻からの呼吸ができなくなる。体を起こしておくと鼻の通りがある程度確保されるのだが、横になった途端に鼻が通らなくなる。何とか眠りについても、口呼吸でのどがカラカラになり、目が覚めてしまう。そんな状態が長らく続いていたのだが、治療を開始してからここ2年ほど驚くほど解消していた。

しかし、今年の4月中旬からまた鼻炎アレルギーがでて、鼻が詰まって夜に眠れなくなってきた。夜中に、鼻が詰まって息ができなくなり、目が覚めてしまう。からからに乾いた喉は、ヒリヒリと痛く、鼻の奥はからからに乾いた鼻水が鼻の中全体の壁面に張り付いて空気を通さなくしている。

何故、今年の4月から鼻炎がひどくなったのか。私のアレルギーはハウスダストアレルギーで、花粉ではない。なので、花粉のシーズンを迎えたから出たというわけではない。花粉シーズンが始まった2月以降も特にアレルギーが出ることはなかった。

考えられる理由は一つ。黄砂だ。

環境省のホームページには、「黄砂は中国大陸内陸部のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠や黄土高原など、乾燥・半乾燥地域で、風によって数千メートルの高度にまで巻き上げられた土壌・鉱物粒子が偏西風に乗って日本に飛来し、大気中に浮遊あるいは降下する現象です。」とある。土壌・鉱物粒子なら、アレルギーは出ないのだろうが、今日本に飛来している黄砂が汚れているせいで、僕に鼻炎が出てしまうのだ。

環境省のホームページには、「土壌起源ではないと考えられるアンモニウムイオン、硫酸イオン、硝酸イオンなども検出され、輸送途中で人為起源の大気汚染物質を取り込んでいる可能性も示唆されています。」とある。環境省のホームページだから、「中国の大気汚染で黄砂が汚れている。」とは書けないのだろう。

中国の大気汚染は深刻だと聞く。また、黄砂は大気だけではなく海洋環境にも大きな影響を及ぼしているそう。日本には大気汚染を抑制する技術や知見があると思う。日本と中国、このようなところから協力して、仲良くなれないものか。その結果として、僕がよく眠れるようになるのだから。

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