入り組んでいる
井尻地区は戦前は一面田んぼだったようで、 戦後の早い段階で建築基準法の制定前に家が建っていったこともあり、今はもうありませんが、かつての農道に沿って建っている家が多くみられます。そのため、現在の建築基準法第43条の申請が必要な土地が多く、新たに家が建てられなかったりする場所も多くあるようです。
売りたいんだけどというお話をいただいても、旗状地だったり、建築基準法第43条の申請が必要だったりします。井尻地区の地価が今上がっているので、売主様もある程度の金額を想定していますが、実際査定した金額との乖離が大きくなかなか取引が成立しません。
行政さんは法律は作ったけど、それ以降は民事の問題だから解決は当事者間でやってくれということになります。行政さんからすると、いろいろあっても百年くらいするといろいろな問題も片付いてくるということなんでしょうが、今ある問題が今片付くかというとなかなかそうはいきません。土地には思いもありますし、金額的にも大きくなりますし、近隣だからこその人間関係もありますし・・・
大きな資本が入ってきて、地域一体ごそっと再開発すると、地上げとかいろいろなことが言われたりもしますが、環境の整備という点ではいいことなんでしょう。
井尻地区の皆さんは、西鉄井尻駅の高架化に伴う井尻地区の再開発を期待しているようです。いづれは高架化も行われると思いますが、高架化だけでは地域の再整備としては弱いし、高架化だけでは井尻地区が経済的に発展するとは思えません。地域の期待が大きいので、拍子抜けにならなければいいなと思っています。