勝てば官軍、負ければ賊軍
サッカーワールドカップが連日盛り上がっているようです。
放送が深夜近いこともあり、私はリアルタイムで見ることはありません。
日々の仕事(決して忙しいわけではないのですが)に疲れて、早めに寝てしまいます。
サラリーマン時代なら見ていただろうなあと思いますが、今は見たいという欲求より寝たいという気持ちが強くなっています。
疲れていますね~
さて、日本がベスト16に進んだということ。
おめでとうございます。
まさかまさかのべすと16。始まる前までは、3連敗だけは避けてくれと思っていたのに、まさかの2位通過。
本当に素晴らしい。
ところで、ベスト16を決めたポーランド戦のボール回しに、サポータとか海外メディアとかから批判があったりしているようですね。
自分で仕事を始めるとこれまで以上によく実感するのが、結果がすべてだということです。
どんなに努力しても、どんなにきれいな心持で仕事をしても結果が出なければそれで終わりです。
誰もほめてくれることはありません。
評価は結果があってのことですし、結果で評価は変わります。
このまま、日本が優勝したら、今回のポーランド戦で行った試合は批判されるでしょうか?
99.9%の人が、英断だったとほめたたえると思います。西野監督は神のように崇め奉られるかもしれません。
人の評価なんてそんなもんです。
評価はあとからどんどん変わっていきます。
評価=結果という観点からすれば、ルールの範囲内で結果を出すことが最初に求められる最も重要なことになります。
結果がないところには、「敗者の烙印」しかありません。
では、「ルールの範囲内で結果を出すことが最初に求められる最も重要なことになる。」と言い切っていいのかというとそうとも言えません。
スポーツの話からは逸脱しますが、一般社会ではルールに定められていないルールの網を抜けた行動で、他人を出し抜き、他人を欺き、多額の利益を手にする者がいつの時代も存在します。
いたちごっこを繰り返し、そのたびごとに新しい法律が制定され六法全書が厚くなっていきます。
そのような観点で「コンプライアンス」という概念が出てきたのだろうと思います。
では「コンプライアンス」という観点で、今回のボール回しを考えるとどうでしょう。
個人的には、今回の批判はリーグ戦をどのように勝ち上がるかという戦略に対する「好き嫌い」の差だと思っています。
個々の試合結果とリーグ戦での勝ち上がりの基準がうまく一致していない(わけではないのですが)ことから生じた批判だと思います。
どっちにしても「勝てば官軍負ければ賊軍」