PDCA
経営管理の手法として有名なPDCA。
企業の中ではすっかり常識レベルになっています。PDCAが言っていることは至極まともで普通のこと。
行動する前にしっかりと計画して、計画したことがうまくいったかを検証しましょう。検証に基づく反省と改善を繰り返しましょう。
それだけです。
何かを継続的にやろうとすると、わざわざ手法だと言われなくても、誰もが自然と行なっている行為。
のはずなのに、実行するには難しい。
どうして難しいのか考えてみました。
①大企業ではどうして難しいのか。
大企業は、そもそも同じことを継続して行うこと自体が難しいから。なんでかって?
短い周期で経営が交代するからじゃないでしょうか。そのたびに、経営戦略が見直されてリセットされてしまいます。そうなると、PDCAを活用することもできません。
②中小企業
経営が安定していれば、PDCAを一番上手に使っているのは中小企業だと思います。経営が安定しなければ、目先の問題に追われてPDCAのCAまで行きつかなくなってしまいます。
③零細企業
目先に追われているから、CAに行きつかないのでしょう。加えて、PDCAを体系的に行うまでの組織的な能力がないことも要因でしょう。
④わが社の場合、零細も零細、零細の最小単位ですから、PDCAを回すような余裕がありません。PDCA以前に業務フローがまだ出来上がっていませんからね。
大きな目で見れば、開業から今までの状況を踏まえて見直しを図ろうとしていますから、PDCAのサイクルの過程にいると言えないこともありませんが・・・
いやあ開業前は毎月末、PDCAに基づく反省会をやろうと考えていたんですが・・・うーん、今は何に基づく反省会なんだろう?